そのような状況から、美術・工芸の分野でもデザイン性・装飾性や手作業による温かみを追及する
ウィリアム・モリスらのアーツ・アンド・クラフト(Arts and Crafts)運動に代表されるような、
人間の感性を満足させることを目的とした製品・デザインが提案されました。 現在もまたデジタルやITのような言葉で表現される 高度な技術によって日々の生活が支えられ、大変便利になっています。 しかし、工業や産業廃棄物、日常生活からでさえ化学物質が多く排出されており、 アトピーなどのアレルギーや化学物質過敏症に苦しむ方も多いようです。 また技術や物だけでなく人間関係までも「デジタル的」、 「仮想的現実(バーチャルリアリティ)」の風潮になってきております。 技術や科学の進歩はこれからも更に進んでいき、更に便利な生活を期待する事が出来ます。 それによって知らず知らずに失われていく人間の感覚・感性は、 やはり人間自身が何を必要としているのかを自覚することでのみ守られるものでもあります。
近年、「エコロジー」、「リサイクル」、「スローライフ」、「癒し」等の、
物質的な追求のみではなく心を満たす生活に対する必要性を
誰もが認識し始めているのではないでしょうか?
哲学・美的感覚のない物質や機能だけでは人間は満足することが出来なかったのかもしれません。
人間に近い部分はアナログ感覚、しかし裏側ではデジタルでハイテクな技術に支えられる社会。 |